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2007年11月10日

「普遍的な作品」の仕掛け人 ~書家 上田普~

「画面から感じる作品をしたいんです」

「普遍的な作品」の仕掛け人 ~書家 上田普~

書家、上田普

以下、プロフィールより。

兵庫県生れ。幼少の頃から母親の元で書を学び、1996年四国大学書道コース卒業。 1998年書の源流を見直すべく中国杭州大学へ留学。各地の書の名跡を訪ね歩く。 2000年カナダ・トロントに渡る。筆文字のTatooのデザインが評判になり、トロント、オタワ、シカゴのショップ約20軒に販売。 2001年トロントのギャラリーでの展示販売、個展等がアートディーラーの目に止まり、この頃より世界有数のアートオークションである『Sotheby's(サザビーズ)NY』へ出展販売を行っている。 2002年制作の場を京都に移し、地元作家や職人との交流を持ちつつ、個展、合同展、アートイベントの参加の他、扇子や着物、CDジャケットのデザイン等の活動もこなす。 2005年には地元KBSラジオに出演。京都市美術協会より新鋭美術作家に選出。 2007年シャカラビッツの「満天の星を探そうとも空は見えない」PV出演。



カナダやアメリカで作品を発表し、
その後、京都にやってきたのが、上田普さま。

海外で作品を発表するのに、
日本語だけでは伝わらない。

そこで、

読めなくても
画面で感じてもらえる作品を
つくっているそうです。

Sotheby'sNYである程度、作品が売れ始めたときには
そこへの永住も考えたそうだが、

技術を超えた「良さ」を表現したいと考え、

京都にやってきた。

京都という土地は
書道のための道具がとにかく豊富で、
伝統のある場所だった。

そんな伝統から
自分のなかに何かを得たい。

そんな気持ちで、まずは
京都のたくさんの場所を訪れる。

しかし、期待していた「京都」を
なかなか感じることができなかった。

そして、何気なくお好み焼き屋に入る。

そこで発見することになる、「京都」を。

普通のお好み焼き屋の
お店に、有名日本画家の作品を見つける。

そう、京都には
当たり前のように、何気なく
価値のあるものがあったりするのだ、と。

また、そのお店の人と
話をすると、美術に詳しい。

とても価値のあるものでも
歴史ある京都では日常だったりもする。

それはつまり、
厳しい評価の目を持つ人が
多くいるということに
つながる。


ここで作品を出していくことに
意味がある。


そう考え、京都を中心に
作品を展開していくことに。


京都には歴史があり、
たくさんの文化が残っている。

そういった残っているものに
刺激を受ける日々。

残っているものは
意味があって残っているから。

残っている理由をエッセンスとして
自分の作品に取り入れていく。

そして、

日本文化の作品として残っていくものをつくりたい。

残っていくものをつくるということは
そこに残るだけの理由を形成できていることに
なるから。

そこに普遍性が見出せるから。


京都を感じ、作品をつくりだしていく。


そんな上田普さまは、またひとりの
「京都の仕掛け人」です。



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Posted by チャーリー at 14:11│Comments(0)「京都」の仕掛け人
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